使わないレンズにならないための交換レンズ選びのポイント

一眼レフカメラやミラーレスカメラは、自分が撮りたい被写体に応じてレンズを交換して撮れるのが大きな魅力の一つです。
カメラを買うときに一緒に使えるレンズがセットになっているものが多いので、そのレンズキットをずっと使っているという方もいるかもしれませんね。
レンズキットの主流は、標準ズームレンズなのでこれを買ったときから利用している方も多いのではないでしょうか。
標準ズームレンズは便利なレンズで、これさえあれば家族の写真を撮ったり、風景や花など何でも撮ることができるので非常に重宝します。
でも、一眼レフカメラやミラーレスカメラはレンズを交換することができるのでこれらのレンズを使うことによって、標準ズームレンズでは撮れないような写真を撮ることができ表現の幅がグンと広くなり写真が楽しくなります。
例えば、広角レンズや望遠レンズを使うことによって、撮れる写真が大きく変わってきます。
交換レンズは、カメラメーカーの純正レンズはもちろん、レンズ専業メーカーからも各メーカーのカメラに互換のレンズがたくさん商品化されています。
交換レンズをこれから使ってみようかなと思っている方のために、交換レンズを選ぶときのポイントを説明します。
どんな被写体を撮りたいかで選ぶ
レンズはそれぞれ焦点距離が決まっていて、撮影できる距離が異なります。
また、写る範囲=画角にも関係してきて、焦点距離の短いレンズは画角の広いレンズ、焦点距離の長いレンズは画角の狭いレンズということができます。
焦点距離と画角の関係から交換レンズを見ると、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズの3つに分類することができます。
交換レンズを選ぶには、どんな被写体を撮りたいかによって選ぶといいでしょう。
撮影シーンに向いている交換レンズにはどんなものがあるかを紹介します。
・人物撮影

人物撮影には標準の単焦点レンズや中望遠の単焦点レンズがあれば、背景をボカして人物を際立てて写すことができます。
また、撮影会などでは望遠レンズも必要となってきます。
・風景撮影
風景写真では雄大な景色を広範囲に写したい場合や遠くにあるものを望遠で写したくなる場合などさまざまは撮影シーンがあります。
風景撮影を主に考えている方は、広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームを揃えておくとあらゆるシーンに対応できると思います。
・花の撮影
花の撮影は標準の単焦点レンズでも可能ですが、マクロレンズがあれば被写体を1/2倍から等倍で写すことができ、普通のレンズとは違った写真を撮ることができます。
昆虫などを大きく撮影するのにもぴったりです。
・アクセサリーや料理を撮影
テーブルに置いたアクセサリーや料理を撮影する場合は、明るい標準の単焦点レンズややや広角の単焦点レンズがおすすめです。
背景をボカして被写体を浮かび上がらせたり、室内でもシャッター速度が稼げます。
ズームレンズと単焦点レンズ
レンズは大きく分けるとズームレンズと単焦点レンズとの2つに分けられます。
<ズームレンズ>

ズームレンズは決められた範囲焦点距離を変えることができるレンズです。
例えば、”18〜55mm”と表示されたズームレンズでは、焦点距離を18mmから55mmの範囲で自由に変えることができます。
ズームレンズのメリットは次のようになります。
・ズームレンズがあればかなりの範囲をカバーできるので、交換レンズを何個も持ち運ぶ
必要がありません。
このため、持ち物を減らしたい旅行などにも便利です。
・遠くの木に止まっている鳥や近くにいる犬や猫など距離の異なる動物など
複数の被写体を撮ることができる。
<単焦点レンズ>

焦点距離が固定されていて、ズームができないレンズです。
このため写す範囲を変えるには、自分が動き回る必要があります。
単焦点レンズのメリットは次のようになります。
・開放F値が小さいレンズが多く、ボケ味を活かした写真が撮れる
・レンズ構成がシンプルなので、高画質な写真が撮れる
・レンズが明るいものが多く、シャッター速度を速くできるので手ブレや被写体ブレを防ぐことができる。
・レンズの構造が簡単な分だけ軽くて軽くてコンパクト
マウントが違えばレンズはつながらない
マウントとは、カメラとレンズの接合部分をことをいい、メーカーによって規格が異なります。
このマウントが一致しないと交換レンズを買っても、カメラ本体にレンズを装着することができません。
基本的にはニコンのカメラにはニコンのレンズ、キャノンのカメラにはキャノンのレンズを装着することになり、異なるメーカーの組み合わせはマウントの規格が同じでない限りできません。
一眼カメラ各社のマウントと対応レンズの関係を示すと次表のようになります。

(晋遊舎、家電批評、2019年6月号より引用)
この表から分かることは、パナソニックとオリンパスは、マウント規格が同じ「マイクロフォーサーズ」なので2社のボディとレンズは交換しても使えること
になります。
ただし、手ブレ補正の有無に注意が必要です。
交換レンズはカメラメーカーだけでなく、シグマ、トキナー、タムロンといったレンズ専業メーカーも販売しています。
これらのメーカーが販売するレンズはそれぞれのメーカーのカメラに装着できるように、ニコン用レンズ、キャノン用レンズ、ソニー用レンズなどを揃えているので自分のカメラのマウントに合わせて買うことができます。
レンズ専業メーカーのレンズは、2本目以降のレンズが欲しい方に適していて、カメラメーカーが揃えていない焦点距離のレンズ、例えば超広角レンズやマクロレンズなどがありますので、被写体に合わせて選ぶことができます。
また、一般的な単焦点レンズでも同じ性能のレンズを価格で比較すると基本的に安いといったメリットもあります。
レンズの性能や機能を見極め、コスパがいいと思ったものはレンズ専業メーカーのものを購入するのも方法です。
APS-Cとフルサイズで取り付けできないレンズがある
マウントの説明に補足して、交換レンズを選ぶときに注意することがあります。
交換レンズにはAPS-C用のレンズとフルサイズ用のレンズがありますが、フルサイズ用のレンズをAPS-C用に使ったり、APS-C用のレンズをフルサイズ用に使おうとするときはマウントが同じでも使えない場合もあるので注意が必要です。
・フルサイズ用レンズをAPS-Cに付けた場合
フルサイズ用レンズをAPS-Cに付けた場合は、APS-Cはセンサーサイズが小さいため、画角が1.5倍つまりこの倍数だけズーム状態になります。
キャノンは1.6倍、パナソニック・オリンパスの場合はマイクロフォーサーズのため2倍になります。
・APS-C用レンズをフルサイズに付けた場合
APS-C用レンズは基本的にはフルサイズに使えないと思っていただければいいと思います。
フルサイズのセンサーはAPS-Cのセンサーよりも大きいため、APS-C用レンズを通して光が入ってくる範囲よりもセンサーで写る範囲が大きい状態になります。
このため、周りが黒くなって良く写りません。
でも一部の機種では黒く写る部分を切り取って、APS-C用のレンズをフルサイズに使用できる機能を持ったものがありますが、画質が低下します。
基本的には、APS-C用はフルサイズに取り付けできないとみておけば安全です。
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