一眼レフカメラの露出とは
●良い写真を撮るための三要素
一眼レフカメラでよい写真を撮るための三要素は、
・露出(絞りとシャッタースピードで決まる)
・構図
・シャッターチャンス
と言われています。
このページでは、最も重要な要素の一つである露出について
説明します。
●露出とは
露出とはデジタルカメラでいえば、撮像素子に当てる光の量
です。
なので、写真のできばえを左右する明るさ・暗さがこれで
決まります。
光の量は、絞りとシャッタースピードで決まります。
その他に露出はISO感度も関係しますが、ここでは
ISO感度は固定されているものとします。
絞りは光が入ってくる穴で、穴の大きさを段階的に調節できる
ように構造になっています。
絞りを大きくするということは、穴の大きさを小さくすることで
入ってくる光が少なくなり、暗い写真になります。
絞りを小さくするということは、穴の大きさを大きくすることで
入ってくる光が多くなり、明るい写真になります。
一方、シャッタースピードは光を入れる時間なので、シャッター
スピードを速くすると入ってくる光が少なくなり、暗い写真に
なります。
シャッタースピードを遅くすると、入ってくる光が多くなり、
明るい写真になります。
(ただし、カメラが自動露出になっている場合は違いますので
誤解なさらないでくださいね。)
以上のことから、丁度よい明るさの写真を撮ろうとした場合、
絞りとシャッタースピードの組み合わせがいろいろできること
になります。
例えば絞りを大きくした時は、シャッタースピードを遅くし、
絞りを小さくした時は、シャッタースピードを速くすること
により、どちらでも丁度よい明るさの写真が撮ることができます。
露出補正とは
●露出補正
丁度よい明るさで撮るための露出(適正露出)は、カメラの
撮影モードの設定がM(マニュアル)になっていない限り、
カメラが自動的に設定してくれます。
これは非常に便利な機能といえます。
太陽がいっぱいの晴天のもとと夕方の薄暗いときとでは、露出
に差がでてくるわけですが、どのような明るさのときでも
丁度よい露出を人が判断するにはかなり難しいものです。
長年の経験やカメラの他に露出計を持っていなくても、カメラ
が自動的に判断してくれます。
ですが、この判断はどんな時でも大丈夫かというとそうでは
ありません。
例えば、明るい窓の外を背景に窓際にいる人を撮ったとき
顔が暗く写ったという経験はありませんか。
このような失敗の多くは、人間が目で見ているイメージと
カメラがレンズを通して写っているイメージが違っていること
が原因です。
人間の目はカメラに比べて優秀であるため、このような時でも
脳が色彩やコントラストを調節して、自然に近いイメージで
顔が見られるようにしてくれます。
ところが、カメラはそれができません。
人が見た感じのとおり写すためには、人が見るときにやって
いるような脳に近い調節をできるようにカメラに設定する
必要があるのです。
その時やるのが、“露出補正”です。
●明る過ぎる、又は暗過ぎる場合の露出補正
特に被写体に明るいところと暗いところの差が極端にある場合
は露出補正が必要な場合が多くあります。
露出補正は、“0”を中心に“−2〜+2”、“−3〜+3”などに
変更できるようになっています。
+側に修正すると明るく写り、一側に修正すると暗く写ります。
設定は目盛が3分の1段単位で変えられる機種がほとんどです。
1段動かしたときの修正量は、1段上げると写り込む光の量が
2倍になり、1段下げると2分の1になります。
なので、窓際での撮影は露出補正を+側に1段か2段補正して
顔が明るくなるようにします。
露出補正を何段階変えると良いのかは、実際に段階を変えた
ものを写してみて最適なものを選びます。
●撮影の意図による露出補正
露出補正は、撮る人がどのような明るさで写したいかを決める
ときにも使えます。
例えば、お寺の中の薄暗い雰囲気を取りたいと思って、
シャッターを切った場合、多くの場合は昼間のような明るい感じ
に写ってしまいます。
薄暗い雰囲気に写すためには、露出補正を−側に補正して写し
ます。
自分の撮りたいイメージになるにはどの程度に露出補正すれば
いいのかを理解するには、露出補正したものを何回も撮ってみる
ことです。
つまり、同じ撮影で、何段階にも露出補正した写真を撮ってみて
後で露出補正の度合いを経験で覚えることです。
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